飛騨市のイベント
飛騨市のイベントやお祭りを季節ごとにご紹介!
春
瀬戸川に鯉が戻ってくると、飛騨の長い冬が終わり待ちに待った春がやってくる合図。
桜も見頃を迎える頃、飛騨市ではおまつりが行われます。
飛騨古川では、「起し太鼓」がユネスコ無形文化遺産にも登録されている古川祭が盛大に行われます。
このお祭りは気多若宮神社の例祭。神社での神事、古式ゆかしい「御神輿行列」が中心となって、"動"の「起し太鼓」と"静"の「屋台行列」が二大祭事として加わり、三つの行事群により4月19日、20日の2日間に渡って盛大な時代絵巻が繰り広げられます。
19日の夜に行われる“動”の「起し太鼓」。さらしを巻いた男たちが町中を盛り上げます。各組の「付け太鼓」が「大太鼓」に向かって突き進みます。この攻防戦は深夜まで行われます。
“静”の「屋台曳行」は、19日、9台の屋台はそれぞれの地域で、20日は、取決めた場所で屋台が曳き揃えられます。
町の辻々では、青龍台、麒麟台のからくり、白虎台の子供歌舞伎の奉納があり、見る人を魅了します。また20日の夜に行われる「夜祭」では、屋台が提灯を灯しながら曳別れをします。
一方、飛騨神岡では「飛騨神岡祭」が行われます。この祭りは、大津神社、白山神社、朝浦(あそら)八幡宮の三社で同日にそれぞれ行われる例祭の総称で、「高山祭」、「古川祭」と並ぶ、「飛騨三大祭」のひとつ。最大の見どころは、平安絵巻を思わせる大津神社の700人余りの行列。
神輿が神社に帰る還御では、参道を行ったりきたりとゆっくりと練り進みますが、参道を登りきり境内にさしかかると、鶏闘楽の鉦が打ち鳴らされる中境内を一気に駆け抜けて拝殿へとなだれ込みます。熱気あふれる祭りのクライマックスは、観光客のみならず地元の人たちをも魅了します。
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飛騨古川の人気スポット“瀬戸川”に鯉が里帰り
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暗闇の中に浮かび上がる桜鏡
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天下の奇祭、勇ましい起し太鼓、絢爛豪華な屋台の引き揃え
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里に春の訪れを告げる『飛騨神岡祭』
夏
新緑の季節が終わり、梅雨も明けると夏本番。瀬戸川の鯉も水面から飛び上がるほど元気になります。
昼間は暑い飛騨ですが、朝晩の寒暖差があるので、野菜や果物がとてもおいしく育ちます。
美味しい飛騨の味覚を堪能したり、キャンプや魚つかみ、牧場での体験などをしたりと大自然の中でのびのびと過ごすのがオススメ。
8月は飛騨市で3つの花火が打ち上がります。
飛騨古川花火大会は、3500発もの花火を打ち上げ人々を魅了します。
飛騨神岡では、納涼夏まつりのメインイベントとして、花火が打ち上がります。まちフェスと一緒に楽しみましょう!
また、飛騨宮川では、地元の人達の手で作られたイベント、こいこい花火大会。打ち上げもなんと宮川の人達がおこなうという、温かい花火大会です。
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飛騨の清流で花火を楽しもう!
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夏を彩る飛騨神岡の花火大会
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飛騨の大自然に響く花火大会
秋
お盆を過ぎ、9月になると一気に涼しくなる飛騨。りんごがおいしくなるこの季節。世界一おいしい飛騨のお米の収穫も始まります。
9月第4土曜日には、ユニークなおまつりが開かれます。
「飛騨古川きつね火まつり」は、全国から公募して選ばれた花嫁花婿の結婚式。松明の灯りを灯した嫁入り行列は幻想的。町中みんながきつねメイクをして二人の門出を祝福します。
10月は新酒の季節。酒蔵の杉玉が緑色になっていればそれは新酒ができた合図です。
また、少しずつ山々が赤や黄色に色づき始めます。
まちなかの紅葉は、10月下旬から11月にかけて見頃をむかえます。瀬戸川沿いにある福全寺跡の大イチョウのライトアップも行われます。
少しずつ冬支度を始め出す11月下旬。
瀬戸川を泳いでいる鯉の引っ越しが行われて、いよいよ冬が近づいてきます。
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飛騨古川に伝わるおとぎ話が一年に一夜、漆黒の闇の中に蘇る時古より伝わる神事となる
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飛騨古川の紅葉をライトアップ!
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飛騨古川の冬の風物詩 瀬戸川の鯉の引越し
冬
静かになった町並みはモノクロの世界に変わります。
飛騨古川に、200年以上も前から続く独特の伝統風習「三寺まいり」は、毎年1月15日の夜、親鸞聖人のご恩を偲び、町内の3つの寺、円光寺・真宗寺・本光寺を詣でるならわしです。
その昔、野麦峠を越えて信州へ出稼ぎに行った娘たちが着飾って瀬戸川の川べりを歩いて巡拝し、男女の出逢いが生まれたことから「嫁を見立ての三寺まいり…」と飛騨古川の小唄にも唄われ、縁結びが叶うおまいりとして全国に知られるようになりました。
ろうそくの灯りが町中を灯し、この日は町が優しい灯りに包まれます。
飛騨神岡でも真冬に行われるお祭りがあります。
毎年2月に行われる「飛騨神岡初金毘羅宵祭」は、金毘羅のお札を先頭に掲げながら商売繁盛や家内安全を祈願し、手作りの工夫を凝らしたおみこしや創作山車が列を成し、金毘羅堂のある洞雲寺を目指して神岡町市街地を盛大に練り歩きます。
また、会場では各団体によるパフォーマンスや、お菓子等の『まきもの』が行われ、見物客を楽しませます。日本酒の振る舞いが各所であり、寒い冬でもあったまるお祭りです。
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冬の幻想 白壁を揺らす灯火
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商売繁盛と家内安全を祈る冬の風物詩