
池ヶ原湿原の絶景に感動!飛騨古川の散策も楽しむGW旅行
「ゴールデンウィークはどこへ行こう?」と計画中の皆さま、今年は混雑する定番スポットではなく、ゆったり過ごせる岐阜県飛騨市を訪れてみませんか?心に残る絶景を見て、季節のグルメと温泉に癒され、歴史・文化に触れる。そんな大人の1泊2日旅へご案内します。
一面にミズバショウが広がる「池ヶ原湿原」
標高960~980mの豪雪地帯に位置する「池ヶ原湿原」では、4月下旬になってようやく春が訪れます。約6ヘクタールの広大な湿原一面にミズバショウが咲き誇り、この時期ならではの絶景を満喫することができます。
アクセスは、飛騨古川駅から車で約1時間。国道360号線から林道へ入り、山道を登っていくと辿り着く隠れた名所です。駐車場から湿原までは徒歩わずか2分、整備された木道が敷かれているため、ベビーカーや車いすの方でも安心して散策を楽しめます。
遊歩道を進んで目に飛び込んでくるのは、まるで絵画のような美しさ。一面に広がる純白のミズバショウ、可憐な黄色い花のリュウキンカ、力強く芽吹いたばかりの新緑、そして陽光を浴びてきらめく透明な清流。
普段なかなか目にすることのない貴重な動植物を観察しながら、ゆっくりと湿原の空気を味わいましょう。
◎GW期間中はガイドツアーを開催
午前の部 https://www.hida-kankou.jp/plan/811
午後の部 https://www.hida-kankou.jp/plan/895
※ペット同伴の入山はご遠慮ください。
※池ヶ原湿原へアクセスする林道は、11月下旬~4月下旬まで冬期閉鎖となります。
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駐車場から徒歩すぐ。木道の上はベビーカーOK
「飛騨みやがわ考古民俗館」でタイムスリップ体験
池ヶ原湿原を訪れたら、ぜひ立ち寄って欲しいのが「飛騨みやがわ考古民俗館」です。広々とした館内には、地域の歴史を物語る資料が豊富に展示されています。
民俗資料コーナーには、江戸時代から戦後にかけて実際に使われていた民具がずらり。ダム開発前まで遡上していた大きなサケやマスを捕獲する漁具、雪上を滑らせて木材を運搬するそりなど、当時の山間部の暮らしぶりがうかがえます。
また、「宮川及び周辺地域の積雪期用具」として国の重要有形民俗文化財に指定されている民具が2,800点も収蔵されており、これらは豪雪地帯の文化を伝える貴重な資料となっています。
考古資料コーナーには、発掘調査で出土した旧石器時代から縄文時代の土器や石器が並び、時代や地域ごとの特色を学ぶことができます。中でも目を引くのは、男根を模した神秘的な「石棒(せきぼう)」。宮川町内では1000本以上もの石棒が出土しており、原石から完成品に至るまでの製作過程を示す資料も展示されています。
飛騨みやがわ考古民俗館は、GW期間中や一部の三連休は通常開館のため予約なしで入館できます。シーズンオフの無人開館日には事前予約が必要ですので、お出かけ前に飛騨市公式サイトをご確認ください。
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国指定有形文化財と県指定考古遺物を展示
飛騨古川の老舗料亭旅館「八ツ三館」
1日目の締めくくりは、創業約180年の歴史を誇る老舗旅館「八ツ三館(やつさんかん)」へ。飛騨古川の風情ある町並みにとけこむ佇まいは、まさに大人の隠れ家。一歩足を踏み入れると、日常の喧騒を忘れさせてくれる贅沢な空間が広がります。
3種類ある客室はどれも贅を尽くした造りで、飛騨の匠の技を感じることができます。国の登録有形文化財に指定されている「招月楼」、清流荒城川に臨む端正な和室や展望風呂付スイート「観月楼」、露天風呂付きスイートの「光月楼」からお好みの部屋をお選びください。
天然温泉は、飛騨市内の流葉(ながれは)温泉から運んできたアルカリ性の単純温泉。ツルツルとした肌触りの湯が旅の疲れを癒やしてくれます。
そして、旅の楽しみといえば、やはり食事。職人が創り上げる会席料理は、見た目も美しく味も格別です。飛騨の旬の食材や山の幸を丁寧に調理しております。季節がわりの美食をご堪能下さい。
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飛騨古川に佇む創業安政年間の隠れ家的な老舗料亭旅館
飛騨古川の歴史と文化を感じる町並み散策
2日目の朝、宿をチェックアウトしたら飛騨古川の町並みを散策しましょう。主な観光スポットが徒歩圏内に集まっているため、効率良く巡れるのが嬉しいポイントです。
飛騨古川を代表する景観「瀬戸川と白壁土蔵街」は、城下町の面影が残るどこか懐かしい雰囲気。川を優雅に泳ぐ1000匹余りの鯉が、訪れる人々の心を和ませてくれます。
「飛騨古川まつり会館」では、毎年4月19日と20日に開催される古川祭を一年中体験することができます。臨場感あふれる4K映像の上映や、起し太鼓の試し打ちを通して、飛騨人の熱い魂に触れてみてください。
その他、全国でも数少ない手作り和ろうそくの老舗「三嶋和ろうそく店」や、飛騨の薬草や薬草関連商品を展示・販売する体験施設「ひだ森のめぐみ」など、飛騨市ならではのお店が点在しています。
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情緒豊かな景観で城下町飛騨古川の顔
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飛騨古川祭・起し太鼓を知る
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NHK連続テレビ小説「さくら」の舞台
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飛騨の薬草の魅力を見て、知って、体験!
「福全寺蕎麦」の本格手打ちそば
ランチは飛騨古川のまちなかにある「福全寺蕎麦(ふくぜんじそば)」へ。飛騨市産のそば粉を使用した本格手打ちそばが評判の人気店です。
春のおすすめは、飛騨のヨモギを使った「よもぎとろろそば」。市が定めた基準を満たす「飛騨市薬草商品」にも登録されており、爽やかな香りと喉越しが特徴です。「えごまそば」は、飛騨市の伝承作物であるエゴマとおそばが調和した一品。プチプチとした独特の食感と香ばしい風味は、まさに飛騨ならではの味覚です。
他にも、じっくり煮込んだ「飛騨牛の牛すじそば」や、郷土料理ごぼ天がのった「ごぼう天そば」など、バラエティ豊かなおそばが揃っています。
また、限定の日本酒やそばがきなど、お酒好きにはたまらないメニューも。落ち着いた雰囲気の店内で、昼酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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飛騨市産のそば粉を使用
「渡辺酒造店」「蒲酒造場」で地酒を堪能
飛騨古川には、歴史ある2つの老舗造り酒屋があります。風格あるそれぞれの建物は国の登録有形文化財に指定されており、古くから地域に根差して酒造りを続けてきました。
「渡辺酒造店」の看板銘柄は、地元の人々に長年愛され続けている「蓬莱(ほうらい)」。蓬莱だけでも様々なラインナップを展開しており、ユニークなネーミングや洗練されたラベルの商品を生み出すことで、飛騨の酒造りを牽引する存在となっています。
また、ワンコインで地酒を試せるスタイリッシュな試飲コーナーが新たにオープン。気軽に数種類の地酒を飲み比べることができます。
「蒲酒造場」を代表する地酒は、飛騨の清らかな水と酒米ひだほまれから造り出される「白真弓(しらまゆみ)」。さらに「やんちゃ酒」「じゃんぱん」など多彩なお酒を取り揃えています。酒蔵のスタッフに声をかければ試飲ができますので、季節のおすすめを尋ねながらお好みの地酒を見つけてみてください。
飛騨の地酒は地元スーパーや道の駅でも取り扱っていますが、酒蔵でしか販売しないお酒があることも。せっかく酒蔵を訪れたなら、ぜひ限定の地酒を手に入れましょう。
飛騨の鉄板お土産「味噌煎餅本舗 井之廣」
旅の締めくくりは、お土産を求めて「味噌煎餅本舗 井之廣(いのひろ)」へ。店内には、「味噌煎餅」という素朴な響きからは想像できないほど、見た目にも華やかでバリエーション豊かな商品が並んでいます。
井之廣は明治41年の創業以来、100年以上にわたり味噌煎餅を作り続けている老舗です。原材料は国産品にこだわり、3年間熟成させた自家製味噌を使い、創業当時から変わらない、一枚一枚手づくりの製法で煎餅を焼き上げています。ほんのりとした優しい甘さと香ばしい風味は、お子様からご年配の方まで幅広い世代に愛される懐かしい味わいです。
定番のシンプルな味噌煎餅はもちろん、飛騨産の野草グラノーラをトッピングしたものや、季節限定の商品など、どれも手に取ってみたくなるものばかり。パッケージデザインや詰め合わせの種類も豊富で、ご自宅用からプチギフト、大切な相手への贈答品まで対応しています。
飛騨の味を持ち帰って、ぜひ旅の思い出と共にご自宅でゆっくりとお楽しみください。
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伝統100年以上 原材料にこだわり続けながら 当時の手法のままに