飛騨古川三寺まいり2025
2022/10/19

飛騨古川三寺まいり2025

飛騨古川に200年以上も伝わる伝統行事「三寺まいり」。2025年1月15日に行われる三寺まいりの見どころをご紹介します。

「三寺まいり」って何?

浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の御遺徳を偲んで、町内の3つのお寺、円光寺・真宗寺・本光寺に人々が詣でたことが「三寺まいり」の始まりと言われています。
明治・大正時代には、飛騨から野麦峠をこえて信州へ糸引きの出稼ぎに行っていた年頃の娘たちも帰省し、この日は着飾って巡拝しました。
 
 

「嫁を見立ての三寺まいり」と飛騨古川の子唄にも歌われるように、これが若い男女の出会いの場となったことから、「縁結びのおまいり」として知られるようになり、毎年1月15日の夜に和服を着た娘さんが恋愛成就を祈りながらおまいりをする、飛騨古川の冬の風物詩となりました。

巨大な和ろうそくの灯がともる

  • 三嶋和ろうそく店
3つのお寺には、飛騨の老舗・三嶋和ろうそく店が作る大きな和ろうそくの火が灯ります。
 
この日のために、13代目三嶋順二さんと息子さんの大介さんが2人ががりで作成します。2本作るのに18~19時間もかかると言われています。この大きさの和ろうそくを作るのは、日本全国の中でも三嶋和ろうそく店だけ。
 
お寺に参拝してぜひともご覧ください。

三寺のご紹介

  • 円光寺
  • 円光寺
  • 真宗寺
  • 真宗寺
  • 本光寺
  • 本光寺

円光寺

「町のほとんどを焼いた1904年の古川大火からお寺を守った」と言われる「水呼びの亀」の伝説があり地元の人々に親しまれている円光寺。三寺まいりはまず、瀬戸川沿いに建つこのお寺から!

 

 

真宗寺

荒城川にかかる今宮橋の赤い欄干とお寺の荘厳な佇まいが、飛騨古川らしい見事な景観を織りなす真宗寺。長い歴史を持ち、雪化粧をした風景が特に趣き深いお寺です。

 

 

本光寺

厳しい時代を強く生き抜いた、飛騨の女性たちを描いた小説『あゝ野麦峠』の文学碑が建つ本光寺。飛騨地域の木造建築では一番大きい建物で、その存在感も飛騨市随一!

  • 瀬戸川沿いにどっしりと佇む「亀が守る寺」
  • 飛騨古川の景観に映える歴史深い寺院
  • 『あゝ野麦峠』を偲ぶ、飛騨地域最大の木造建築

三寺まいりの楽しみ方 ①千本ろうそく、とうろう流し

 瀬戸川沿いに無数の明かりを灯す「千本ろうそく」。
 
白いろうそくと赤いろうそくがあります。願いを込めておまいりするときは、白いろうそくを灯し、その願いが叶ったら赤いろうそくを灯すという習わしがあります。
 
また、願いを込めて瀬戸川にとうろうを流す、とうろう流しも行われています。
 
 
優しい灯りに包まれる瀬戸川に、あなたも、ろうそくやとうろうを流してお祈りしてみませんか。
 
 
千本ろうそく・とうろう流し
 
時間:16時~
販売場所:円光寺前

三寺まいりの楽しみ方 ②着物姿で参加しよう!

三寺まいりの由来を知ったからには、ぜひ着物姿で町の雰囲気を体験したいもの。着物をレンタルすれば、着物はもちろん肌襦袢や足袋、羽織まで一式借りられ、着付けまでしてもらうことができます。

利用時間      14時~20時(受付は17時半まで)
受  付       麒麟会館
料  金       4,000円/1人(一式レンタル、着付け料込み)
                     
※予約優先 ※着付けのみは2,000円
お申込み:Googleフォーム
お問合せ:0577-74-1192 (飛騨市観光協会)
 
 
染と呉服大洞でも三寺まいり当日は同料金にてレンタル、着付けできます。

三寺まいりの楽しみ方 ③門前市で飛騨の味を堪能

飛騨牛を使ったひだコロッケ、岩魚の塩焼きや郷土食の五平餅などを味わいましょう。
 
開催時間       12時~21時
会  場       まつり広場(飛騨市役所から徒歩1分)
お問合せ        0577-74-1192 (飛騨市観光協会)

三寺まいりの楽しみ方 ④雪像ろうそく、手作り灯篭

この日のために作られた2メートルの巨大な雪のろうそくが20本、まちなかに立ち並び、16時頃から順に火が灯されます。

 

また、100基ほどの手作りの灯篭が、まつり広場横の上人塚に並べられます。手作りの温かみのある灯篭が優しい灯りに包まれて人々を魅了します。

 

開催時間:16時~

場  所:壱之町通り・大横丁通り(雪像ろうそく)

     上人塚(手作り灯篭)

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