飛騨市の伝承作物「えごま」って知ってる?
突然ですが、みなさん「えごま」はご存じですか?
えごま油なら聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
この地方では、「あぶらえ」とよび、昔から親しまれてきた食材でもあります。
また、飛騨市では、古くから栽培されている作物の風味や歴史を後世に伝えていきたい作物を「飛騨市伝承作物」に認定しています。その中の一つにも選ばれているえごま。
今では、飛騨の家庭で食べられているだけではなく、市内の飲食店でも食べられるお店がたくさんあります。
この記事では、えごまとはどういうもの?体にいいの?ということから、自宅でどのようにして食べているか、また、飛騨のお店で販売されているおいしいえごまを使った食べ物までをご紹介します!
えごまって何?
昔から飛騨地方で食べられているえごまの実。
「えごま」というと、ゴマの仲間かと思われがちですが、実はシソ科の一年草の植物です。
ちなみに、ゴマはゴマ科で全く別物です。
えごまの葉はシソと似たような葉っぱです。韓国では、肉を巻いたり、キムチにしてえごまの葉を食べたりしますよね。飛騨では、葉ではなく実を食べます。
えごま油は、その昔、菜種油が普及するまでは、日本では主流だったそう。
だから、飛騨の人は「あぶらえ」と呼ぶのかもしれないですね。
家庭での食べ方
飛騨の家庭では、えごまはフライパンで炒って、擦り、葉物野菜やじゃがいもを和えたりして、ゴマと同じような食べ方をします。
あとは、えごまを和えたおはぎを作って食べたり、
えごまたれの五平餅なんかも、昔からお店で売っているので、自宅でも作って食べたりもします。
また、薬味として、擦ったえごまをうどんにかけて食べるのがとっても手軽でおすすめです。
たっぷりのえごまがうどんをよりいっそうおいしくします。
おいしく体にいいなんて最高ですよね!
ちなみに、えごまそのものも、飛騨産直市そやなや飛騨古川さくら物産館などの土産屋で販売されています。
ご自宅でえごま料理に挑戦してみませんか?
えごまが食べられるお店の紹介
飛騨市にはおいしいえごまを食べられるお店がたくさんあります。
飛騨古川にあるお店を厳選してご紹介します。(2024年2月1日現在)
えごまの五平餅 440円
味処古川
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飛騨の味が楽しめるお店
ちょこっとえごま入り味噌煎餅 1枚130円 5枚670円
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伝統100年以上 原材料にこだわり続けながら 当時の手法のままに
えごまクリーム大福 230円
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自然豊かな飛騨の銘菓
あぶらえワッフル 300円
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ベルギーワッフルと自家焙煎珈琲の店
飛騨の手打ちえごま蕎麦 1,060円
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本格手打ち蕎麦
えごま蕎麦 1,200円
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飛騨市産のそば粉を使用
えごまのフロランティン 300円
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オーナーのこだわりが光る茶器とチーズケーキ
えごまオムレツ 800円
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ワインと一緒に楽しめるお店